工務店にとってInstagramのハイライトを使いこなすことは、今や必要不可欠な戦略といえます。ハイライトを上手に活用することで、アカウント独自の世界観を演出し、ユーザーに継続的に興味や関心を引くための価値を提供し、行動を促す重要な手段となるからです。そこで今回は、ブランドイメージ向上やユーザーの行動を促すための、戦略的なハイライト活用術やコツを具体例を交えて解説します。
ハイライトは、プロフィール欄の直下にあるストーリーズをプロフィール画面に表示し続ける機能です。これによって、プロフィールに収まりきらない情報を、画像や動画を使って効果的に伝えることができます。
ハイライトの効果的な活用により「アカウントのブランディング」「情報が整理されたコンテンツ」「ユーザーの行動誘致」が叶えられる。
一つ目に、ハイライトでは、ブランドカラーのカバー画像や統一されたタイトルを使用することがブランドらしさを示します。サービスのコンセプトや施工例をわかりやすくまとめたコンテンツにより、アカウントの良さが現れたハイライト設計がブランディングへとつながるのです。
二つ目には、ストーリーズに投稿した「施工事例」「お客さまの声」「イベント情報」「相談会」「資料請求」などをカテゴリーごとに分けて、情報を整理できます。新規のユーザーでも、興味のあるコンテンツを見つけやすく、わかりやすい設計の工夫が潜在顧客がフォローするきっかけとなる。特に、反響が大きかったストーリー投稿や新鮮なコンテンツを掲載することで、人気の投稿をフォロワー以外に知ってもらえる機会を作ることもできます。
三つ目に、資料請求や見学会、イベント情報を掲載し、ユーザーに直接参加を促すことでスムーズなアクションにつなげられます。ハイライトでは、資料請求や予約のフォームなどの外部へのリンク誘導ができるため、顕在顧客が行動に移せる環境を整えておくことができます。例えば、資料請求をすると無料のライフプランの提案やリフォームの相談ができる特典を付けることで、ユーザーのニーズに応えるサービス提供をすることも可能です。
これらの戦略を通じて、自社の魅力や強みを効果的に伝えた新鮮なハイライトがブランドイメージ向上へと繋がっていきます。また、ブランドイメージだけに留まらず、行動を促すハイライトを通じて、来場予約へと繋がる導線の構築が、Instagramの集客最大化へと寄与していきます。
株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城
2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。
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