「毎日投稿しているのに、なぜかあまり見られていない」「投稿のリーチが伸びる投稿と伸びない投稿の違いがわからない」など、投稿の上位表示の仕組みがわからず試行錯誤している工務店も少なくありません。そこで、Instagramを強力な集客ツールとして確立させるために、最も重要な指標であるホーム率や保存率に焦点を当て、コンテンツやアカウントの質を高める秘訣を徹底解説していきます。
ユーザーの行動を促す魅力的なコンテンツ発信と積極的なコミュニケーションは、「ホーム率」と「保存率」を高めるきっかけとなります。これらの指標は、Instagramでの上位表示を促進し、拡散性を最大化するために不可欠です。
ホーム率は、フォロワーのうちどれだけが投稿を見たかを示し、フォロワーとの親密度に直結します。タイムライン（投稿）の表示順は、時系列ではなく、アカウント間の親密度によって決まります。そのため、ストーリーズの質問や投票機能など、フォロワー参加型の要素を取り入れてフォロワーとの接点を深めた投稿が有効的となります。また、コメントへの返信やフォロワーの投稿にいいねやコメントをすることで、コミュニケーションを育むこともできます。
保存率は、ユーザーが後で再訪したいと思うほどの価値を感じたコンテンツを示し、投稿の質を測る指標となります。つまり、保存数が多いコンテンツは、他のユーザーにおすすめ表示されやすくなり、投稿の表示時間を最大化し、より多くのユーザーの目に入る可能性が高まります。
魅力的なコンテンツは、投稿に長く滞在してもらうことやフォロワーとの感情的な繋がりによる共感を誘うために有効です。例えば、「視覚的にインパクトを与えるビフォーアフターの施工写真」「ストーリーを交えたコンテンツ作成」が挙げられます。単なる施工例の紹介に留まらず、背後にあるストーリーや間取りやデザインのコンセプトを共有することで、フォロワーとの感情的な繋がりを深めることができます。つまり、フォロワーが価値を見出し、共有したくなるような内容を心がけることが大切です。
積極的なコミュニケーションと質の高いコンテンツ作成は、Instagramを最大限に活用し、潜在顧客との信頼関係を築くために欠かせません。見た目の美しさだけでなく、フォロワーとの関係構築や共感を得ることに力を注ぐことが、Instagramの集客の最大化へと繋がるのです。
株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城
2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。
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