Instagram集客を成功するために、住宅会社が最も重要視しているのは独自の世界観、一気通貫したブランドの強みの確立です。
集客を最大化させるためには、自社の強みや魅力を画像やショートムービーを通じてユーザーの理想とするライフスタイルを想像させることが重要であり、ユーザーの興味、関心を引くためには自社分析が欠かせません。
そこで今回は、自社分析の手法や重要性に焦点を当て、魅力的なアカウント構築のヒントを紹介します。
Instagramを通じたブランディングを構築し、独自の世界観を作り出すためには、単にアカウントを開設して施工事例を投稿するだけでは難しいです。
自社の強みや魅力を的確且つ効果的にユーザーへ届けるには、「自社分析」が不可欠であり、Instagramアカウント構築の第一歩として重要なポイントとなります。
自社分析から得られるポイントとしては、「自社の立ち位置の明確化」と「優位性と差別化を得るための戦略」の2点が挙げられます。市場において、競合他社と比較した自社の立ち位置を明確にすることで、差別化されたユーザーに響く独自性且つ価値のあるコンセプトを見つけることに繋がります。
まずは、「こだわりや独自性」「価格」「デザイン性」「デザインの自由度」「品質・性能」などの価値や強みをリストアップします。自社の課題点や改善点も併せて把握することで、市場での自社の立ち位置が明確化されます。
つぎに、「優れた構造力で耐久性が高い」「高い性能とコストバランス」「自由設計によるデザイン性の高さ」など、洗い出した強みをさらに細分化します。競合他社の特徴や業界での位置付けなどの分析を踏まえ、自社が提供する付加価値の中から最も魅力的で優位性の高いものを絞り込むことがポイントです。
例えば、Instagramの運用において、有名産地の厳選された木材や自然素材にこだわる地域密着型の工務店であれば、木の温かみや自然の風合いを活かしたデザインやカスタマイズ性を強調するビジュアルコンテンツの投稿ができます。
また、地域コミュニティや地域特有のイベント開催などの投稿により、地域社会に根差したブランドイメージや認知度向上に役立ち、差別化と独自性の高いアカウント構築に繋がったケースが挙げられます。
自社分析から始めることで、自社の強みや立ち位置を理解したうえで、他社との差別化を作り出し、弱みを補った自社ブランディングの確立へと繋がります。
株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城
2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。
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