今回は、住宅市場が直面する集客課題を解決すべくInstagramを活用した集客の必要性に焦点を当て、住宅業界とInstagram集客の相性の良さについて解説していきます。家づくりの情報収集や購入の意思決定におけるプロセスにおいて、Instagramがどのようにして効果的な手段となり得るのか、そのポイントを詳しく探っていきます。課題解決の鍵を握るInstagram集客のメカニズムを紐解いていきます。
Instagramは、2019年6月に月間アクティブユーザー数が3,300万人を突破し、日本人の4人に1人がユーザーと推定される人気と影響力が高いSNSプラットフォームです。20代から30代の若年層を中心に幅広いユーザー層が利用しており、情報収集だけではなく、Instagramを通じて商品を知り、購入などの行動に至るケースも増えています。住宅業界の集客において重要である「認知拡大」「自社ブランディング」「顧客との関係性強化」「来場促進」などの来場予約獲得までのサイクルを効果的に回すことが可能です。
住宅業界の集客戦略にInstagramを利用するべき理由は、初めて住宅を取得する年齢層は30歳代が最も多く、この年代がInstagramのアクティブユーザー層と一致しており、ターゲット層に効果的にリーチできるからです。
視覚的な要素が強いInstagramは、写真や動画を通じて施工事例やデザインなど自社が手がける住まいづくりの魅力を効果的に伝えることができます。
また、家づくりをする際に、ユーザーの多くはInstagram上で他の人が建てた家をチェックし、個性的なデザインや理想のキッチンなど家づくりにおしゃれなアイデアを取り入れるために情報収集を活発に行っています。
住宅購入者自身の経験や評価がわかるInstagram上の口コミは、家づくりを検討しているユーザーにリアルで具体性のある情報が購入前の不安や疑問を軽減させつつ、共感や安心感を提供できるため、住宅購入を決意するきっかけとなりえます。
つまり、注文住宅を取り扱う建築会社のSNS集客は、新しい顧客層や見込み客の獲得の可能性が高まるInstagramの活用が集客戦略において必要不可欠なプラットフォームとなります。
今後ますます拡大していくInstagramを活用した集客をいち早く取り入れることが集客課題の改善の分かれ目となっていくでしょう。
株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城
2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。
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