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2025.07
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工務店の集客はマーケティングが9割。最新SNS戦略とOB施主活用で問い合わせを増やす方法【オウンドメディア集客 コラム 第4回】

近年、工務店様やハウスメーカー様が直面する経営課題の一つに、「集客ができない」というお悩みがあります。住宅着工棟数の減少が予測される中、いかに効率的に顧客を獲得するかが喫緊の課題となっています。本記事では、この変化の時代を生き抜くためのインフルエンサーマーケティングなど、最新の集客方法マーケティング戦略についてご紹介します。

1. 時代とともに変化する集客手法とマーケターの重要性

住宅業界の集客方法は、時代とともに大きく変化してきました。2013年頃にはインターネットが普及し、Webサイトやオンライン広告の活用が広まりました 。しかし、それから10年が経過した2023年頃にはWebマーケティングが主流となり、チラシの効果が低下しつつあります。

住宅業界(工務店・ハウスメーカー)の集客方法の移り変わり

そして現在、SNSが購買行動に与える影響は非常に大きくなっており、Instagramを家づくりの参考にしている方が約70%にも上ると言われています。企業が情報を発信するだけでなく、「顧客が広告となり、顧客との関係性を深めてサポーターを生み出す時代」へと移行しているのです。

このような市場の変化に対応し、戦略的な情報発信を行うためには、マーケターの存在が不可欠です。マーケターは、商品を売るための仕組みを作り、継続的な集客を実現する役割を担います。Webサイト、広告、ポータルサイト、SNS運用(MEO対策も含む)など、多様な集客手段が存在する中で、ユーザーの住宅購入フェーズに応じた適切な情報発信を統合的に設計するマーケティング戦略の視点を持つことが、今後の住宅業界で生き残る鍵となるでしょう。

2. 信頼と拡散を生むインフルエンサーマーケティングとアンバサダー制度

住宅会社(工務店・ハウスメーカー)の今の時代にマッチした集客手法

消費者の購買行動が変化し、広告への信頼が低下している現代において、特に影響力を持つのが「第三者のリアルな声」です。企業が発信する情報は宣伝色が強いため、消費者は情報の信頼性を慎重に見極める傾向にあります。

そこで注目されているのが、インフルエンサーマーケティングアンバサダー制度です 。これらは、リアルで信頼性の高い情報が拡散されるという点で、現代のマーケティング手法として非常に適しています。また、近年は住宅業界でも取り入れる企業が増えています。

  • インフルエンサーマーケティングとは
    SNSなどで特定の分野で影響力のあるインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらい、認知度を向上させる手法です。企業からの依頼であっても、インフルエンサーは消費者目線で体験を発信するため、宣伝色が強すぎず共感を得やすいという強みがあります。

  • アンバサダー制度とは
    商品やブランドの熱心な支持者を公式にアンバサダーとして任命する制度です。アンバサダーが実際に商品を使った感想やサービスを受けた体験談を投稿することで、商品やブランドの魅力を自然な形で伝えることができます。

3. 【事例紹介】工務店・ハウスメーカーにおけるインフルエンサーマーケティング活用法

住宅業界でも、工務店様やハウスメーカー様がインフルエンサーマーケティングを導入する事例が増えています

住宅会社(工務店・ハウスメーカー)のインフルエンサー活用事例、リアルイベント、Instagramキャンペーン、家づくり相談インフルエンサー
  • 住宅展示場でのセミナー開催
    住宅ローンや資金計画に関する情報を発信しているインフルエンサーを住宅展示場に招き、セミナーを開催した事例があります。家づくりに関するお金の知識は複雑で一人で理解しにくいと感じる方も多いため、影響力のあるインフルエンサーが分かりやすく解説することで、消費者の不安を解消し、住宅購入への意欲を高める効果が期待できます。セミナー参加者は展示場の見学もできるため、工務店との接点を増やし、商談につなげる良い機会となります。
  • Instagram共同投稿によるコラボキャンペーン
    Instagramでは、インフルエンサーと工務店が共同でキャンペーンを開催することも効果的です。例えば、住宅に関連するイベント企画を実施し、共同投稿を行うことで、インフルエンサーのフォロワーに広く情報を届け、ブランド認知を効果的に広げられます。共同投稿はエンゲージメント(いいね・コメント・保存など)も共有されるため、相互に影響を与え合うことが可能です。
  • 家づくり相談に対応するインフルエンサーの活用
    近年、家づくりに関する相談を受けるインフルエンサーも登場しています。弊社で運用している「エジさん」というアカウントは、家づくりの情報を発信しながらフォロワーからの相談に対応し、相談者のニーズに合った工務店を紹介するサービスを提供しています。これにより、工務店様は成約率の高い見込み客とつながることができ、効率的な集客が可能となります。
    >>インフルエンサーが質の高い見込み顧客を集客!Hominカウンター

その他、実際にインフルエンサーマーケティングを導入した工務店では、Instagramのフォロワー数が1ヶ月で1,500人以上増加するなど、具体的な成果も報告されています(弊社のクライアント様実績)。

4. 施主の声が最大の広告に!工務店におけるアンバサダー制度の成功事例

アンバサダー制度は、「施主の声が最大の広告になる」という点で非常に大きなメリットがあります。企業が発信する情報よりも、実際に住宅を建てた施主のリアルな体験談は、第三者の声として高い信頼性を持ち、消費者に響きやすいのです。

住宅会社(工務店・ハウスメーカー)について、アンバサダーが発信する情報の強み
  • アンバサダーが発信する情報の強み
    アンバサダーは、企業側からは伝えにくい「細かなこだわり」「住み始めてからの満足度」「メンテナンスのリアルな声」などを、よりリアルな情報として発信できます。例えば、「〇〇工務店のこの仕様がよかった」「夏になって気づいたが、エアコンが効きやすい」といった住み心地の投稿は、家づくりを考えている方の不安解消や意思決定の後押しにつながります。
  • アンバサダーになってもらうためのポイント
    アンバサダー制度を成功させるためには、まず家づくりの過程で施主様と良好な関係を築くことが大前提です。信頼関係がなければ、自発的な発信は期待できません。
    その上で、契約時や引き渡し時に「ぜひ家の写真や住み心地などを発信してください」とお願いしたり、SNSやWebサイトで「アンバサダー募集」の告知を行う方法があります。「この工務店で家を建てて良かった」「この家の魅力を伝えたい」と思ってもらえるような、満足度の高い家づくりやアフターサービスの提供が、アンバサダー制度成功の鍵となります。

まとめ

住宅業界の集客は、インターネットとSNSの普及により大きく変化しています。従来の広告手法だけでは限界がある中で、マーケターを導入した戦略的な情報発信、そして顧客が広告となるインフルエンサーマーケティングやアンバサダー制度といった新たな手法の活用が、工務店様やハウスメーカー様の今後の成長と生き残りの鍵となります。
これらの手法は、消費者の信頼を得やすく、効率的な集客を実現するための強力なツールです。ぜひ、貴社の集客戦略にこれらの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事の内容をまとめた動画もご用意しております。
移動中などにお聞きください。

■ABOUT

株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城 

2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。

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