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2025.06
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【工務店・ハウスメーカーのためのWeb集客戦略】オウンドメディアとMEO対策の重要性【オウンドメディア集客 コラム 第3回】

工務店のためのSNS集客コラム
激動の住宅業界 生き残りをかけた戦い#03 工務店・ハウスメーカーWeb集客戦略 オウンドメディアとMEO対策の重要性

住宅業界の皆様、集客にお悩みではありませんでしょうか?少子高齢化や物価高騰により業界内の競争が激化し、従来の広告費では思うような成果が得られなかったり、集客に波があったりする現状があります。このような状況で安定的に集客を確立し、選ばれる工務店やハウスメーカーになるためには、Web集客の新しい定番であるオウンドメディアとMEO対策の活用が不可欠です。

今回は、長期的な視点で安定した工務店 集客を実現するための「オウンドメディア」と「MEO対策」について、その重要性から具体的な活用方法、そして運用を成功させるためのポイントまで詳しく解説いたします。

1. 資産となる「オウンドメディア」で継続的な集客とブランディングを

集客戦略を考える上で、「トリプルメディア」という概念をご存知でしょうか。これは「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」の3つのメディアの総称です。

トリプルメディアの特徴
  • ペイドメディア(Paid Media):Google広告やポータルサイトの掲載枠など、費用を支払って利用するメディアです。多くの見込み客にリーチでき、即効性がありますが、広告費がかかり続けるという課題があります。
  • アーンドメディア(Earned Media):口コミサイトやSNSでのシェア、Googleマップのレビューなど、第三者からの評価や情報発信によるメディアです。信頼度が高いというメリットがある一方で、内容のコントロールが難しいという特徴があります。
  • オウンドメディア(Owned Media):自社で所有・運用する公式サイトやInstagramなど、自社の情報発信の拠点となるメディアです。これこそが、工務店やハウスメーカーの皆様にとって、長期的な集客の基盤となる最も重要な「資産」です。

オウンドメディアを活用する3つのメリット

オウンドメディアを戦略的に運用することで、主に以下の3つの大きなメリットを享受できます。

  1. 広告費の削減
    • WebサイトやInstagramは、広告のように高額な出稿費用がかかりません。サーバー代やドメイン維持費などの固定費は発生しますが、広告費と比較すれば負担ははるかに少ないです。特にSEO対策(検索エンジン最適化)を強化することで、広告に頼らずとも検索エンジン経由で安定したアクセスを獲得し、ホームページのアクセスを増やすことが可能です。
  2. ブランディングと信頼性向上
    • オウンドメディアでは、ブログやFAQ、施工事例などを通じて、自社の世界観や家づくりへの想いを自由に発信できます。お客様の悩みに寄り添ったコンテンツを提供したり、FAQページでよくある疑問を解決したりすることで、お客様の不安を取り除き、「この工務店なら安心して任せられる」という信頼感を醸成できます。また、施工事例の掲載写真やWebサイト全体のデザインに統一感を持たせることで、強力なブランディングに繋げることが可能です。
  3. 継続的な集客を生み出す「資産」となる
    • オウンドメディアで一度作成したコンテンツは、削除したり非公開にしない限り、蓄積されていきます。これにより、検索エンジンやSNS経由で継続的に見込み客を呼び込むことができ、継続的な集客の基盤となります。広告のように掲載期間が終了すると効果が止まるものとは異なり、オウンドメディアのコンテンツは長期的に工務店 の集客に貢献する「資産」となるのです。

工務店・ハウスメーカーにおすすめのオウンドメディアコンテンツ

では、具体的にどのような内容をオウンドメディアに掲載すれば良いのでしょうか。

  • 施工事例:実際に建てた家の事例を紹介し、お客様が「どんな家が建てられるのか」を具体的にイメージできるようにします。魅力的な施工事例になるよう意識し、写真や動画を豊富に活用しましょう。
  • ブログやコラム:家づくりの流れ、住宅ローン、メンテナンスに関する情報など、お客様の疑問や不安を解決する記事を提供します。顧客に寄り添ったコンテンツは信頼獲得や購買意欲を高めることに繋がります。
  • FAQページ:お客様からよく寄せられる質問をまとめ、疑問を解消することで、不安を和らげ信頼感を醸成できます。これにより、問い合わせ数の削減にも繋がり、対応工数の削減にも効果的です。

オウンドメディアは、工務店の「信頼の構築」と「継続的な集客」の両方に貢献する強力なツールなのです。

2. 「地域名+工務店」で上位表示!Googleマップを活用したMEO対策

近年、お客様が住宅を探す際に、口コミサイトやSNSで情報収集を行うことが一般的になりました。そのような中で、特に工務店やハウスメーカーの集客において、Instagramと並んで重要視されているのがGoogleマップです。

Googleマップは、月間4,700万人もの人々が利用しており、多くの口コミが投稿されています。その最大のポイントは、Google検索の結果にGoogleマップの情報(MEO枠)が通常の検索結果(SEO枠)よりも優先して表示される仕組みになっていることです。

例えば、Googleで「大阪市 工務店」と検索すると、表示される順序は「①広告枠 → ②Googleマップの情報(MEO枠) → ③検索結果(SEO枠)」となります。MEO枠には地図・店名・評価・営業時間が充実して表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、クリックされやすい傾向があります。

実際に「地名+業種業態」で検索した場合、約80%のユーザーが検索結果の10位以内をクリックするという調査結果もあります。つまり、Googleマップでの掲載順位を上げることが、多くの見込み客にリーチするための鍵となるのです。このGoogleマップの掲載順位を上げるための対策を「MEO対策」と呼びます。

MEO対策のポイント

MEO対策を成功させるには、大きく2つのポイントがあります。

  1. 最新の正確な情報を提供すること
    • ビジネスプロフィールを充実させ、常に最新の情報を掲載することが重要です。
  2. 口コミを集めること
    • お客様からの口コミは、信頼性を高める上で非常に重要です。信頼できる口コミは、「件数が多いこと」「良い点と良くない点の両方が書かれていること」「内容が納得できること」が特徴です。 口コミを増やすため、お客様に直接口コミを依頼する際には、見返りを提供する手法はGoogleに禁止されているため注意が必要です。代わりに、口コミ記入用のURLへ遷移するQRコードを店舗に設置するなどの手法が有効です。

MEO対策はSEO対策に比べて比較的効果が出やすいと言われています。まだMEO対策に着手できていない工務店様やハウスメーカー様は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

3. オウンドメディア運用の成功ポイントと外注の活用

オウンドメディアは強力なツールですが、ただWebサイトやSNSを運営するだけでは十分な成果は得られません。戦略的かつ継続的な運用が成功の鍵となります。

オウンドメディア運用の3つのポイント

  1. ターゲットを明確にすること
    • 家づくりを検討し始めたばかりの方と、具体的に工務店を選んでいる段階の方では、求めている情報が異なります。それぞれのフェーズに合わせたコンテンツを提供することで、見込み客の意思決定を後押しできます。
  2. SEO(検索エンジン最適化)を意識したコンテンツ作成
    • オウンドメディアは検索エンジンを通じて見込み客にリーチするため、検索結果で上位に表示されることが重要です。見込み客が検索しそうなキーワードを適切に使用し、分かりやすいタイトルや見出しを設定するなどのSEO対策を強化しましょう。これにより、広告費をかけずに検索エンジンからの流入を増やし、安定した 集客に繋げることができます。
  3. 写真や動画の活用
    • 住宅業界では、視覚的な情報がお客様の意思決定に大きく影響します。施工事例やモデルハウスの魅力的な写真・動画を積極的に活用し、「どんな家が建てられるのか」「この工務店の家でどのような暮らしが実現できるのか」を具体的にイメージしてもらうことが重要です。統一感のある写真やデザインを意識することで、ブランドの世界観を伝え、競合との差別化も図れます。

継続的な運用体制:自社?それとも外注?

オウンドメディアの継続的な運用には、時間と手間がかかります。特に規模の小さな工務店にとっては、全てを自社で行うのは難しい場合もあるでしょう。

Instagramの投稿作成や運用、専門知識が必要なSEO対策やMEO対策などは、人手、費用、スキルを考慮し、外部に委託することも有効な手段です。簡単な告知は自社で行い、本格的な記事作成や専門的な対策はプロに任せるというハイブリッドな運用方法を取っている企業も多くあります。

社員のスキルや業務量も踏まえ、どの範囲まで自社で対応できそうかを検討することが、継続的な運用のためには不可欠です。もし自社での継続運用が難しいと感じる場合は、コストも考慮しつつ、プロである外部の会社に任せることを検討してみてはいかがでしょうか。

オウンドメディア集客の支援実績はこちら
>>総合展示場にはもう頼らない!毎月安定した来場数を叶えた新たな集客の形

まとめ:工務店・ハウスメーカーの未来を築く集客戦略

ここまで、工務店やハウスメーカーの皆様が、競争激化する住宅業界で安定的な集客を実現するための「オウンドメディア」と「MEO対策」の重要性について解説してまいりました。

オウンドメディアは、広告費を削減しながら、ブランディングを強化し、継続的な集客を生み出す「資産」となります。そして、Googleマップを活用したMEO対策は、「地域名+工務店」といった検索で上位表示を狙い、お客様の意思決定に直結する口コミを増やす上で非常に効果的です。

これらの施策は即効性のあるものではありませんが、継続的な運用によって、広告費に頼らない強固な集客基盤を築くことができます。ぜひ、貴社のWeb集客戦略にオウンドメディアとMEO対策を取り入れ、未来のお客様との信頼関係を築き、選ばれる工務店・ハウスメーカーを目指してください。

YouTube動画でも、今回の内容を解説しています!ぜひご覧ください。

■ABOUT

株式会社Trust Lead 代表取締役 江島 和城 

2018年リクルート住まいカンパニー(SUUMO)では、不動産会社60窓口・工務店20窓口を担当。建設業界の集客領域・採用領域に課題を抱えるクライアントに多く出会い、最適な集客がSNSと確信し、個々のニーズに合わせたインサイトデータが閲覧できるSNS分析ツール「Pegasus」を開発。SNSマーケティングを活用した新しい集客により工務店を助けるため、株式会社TrustLeadを設立。わずか2年の間に3000アカウントの分析結果を基にコンサルティング事業を展開し。現在では集客に苦しむ工務店経営者からの相談が絶えない。

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